龍神様にお出愛した国見ケ丘を後にして、私達は無事ホテルに辿り着くことが出来ました。
終日お付き合いくださったタクシードライバーさんともお別れです。
この方に出会ったおかげで、行くべき神社に運ばれ、見るべきものを見せられた!!そんな感じがしています。
ほんとに感謝です〜(*^人^*)
こんな風に、な〜んにも予定していなくても、必要なことはどんどんやって来るのですから、次は何があるのかとワクワクしちゃいますよね((^^))
そこが、個人で旅行することの醍醐味なのかも知れません。
とにもかくにも、
とうとうこの旅最後のミッション!!
『夜神楽』の時間がやってきました(^^)
少し早く着いたので、比較的舞台に近い場所に座ることが出来ました。
神楽は『手力雄の舞』『細女の舞』『戸取の舞』『御神体の舞』の4番構成でした。本来ならば、33番まであるのだそうです。
先日、天岩戸神社に参拝した記事を書いた時に、イザナギ、イザナミから生まれた天照大神が、弟、素戔鳴尊の乱暴な振る舞いを怒って岩屋に隠れてしまったことをお伝えしましたよね。
それで、世の中がすっかり闇に包まれてしまって、どうにかして天照を外に出さなければ、、、と八百万の神々が天安河原に集まって話し合いをしたとお伝えしました。
で、どうやって天照を外に出したのか、、、
そのことが、この神楽の舞となっているんですね。
岩戸の前で、細女(うずめ)が面白おかしい舞を披露すると、その舞があまりにも面白くおかしいのでギャラリーの八百万の神様達が大いに盛り上がり、あまりの盛り上がりように「なにごとか?」と、岩戸の中の天照が扉をすかします。その瞬間に「それ!!」とばかりに扉に飛びついて開けたのが手力雄(たぢからお)でした。
勇壮で力強い感じ、伝わりますか?(^^)
最後の『御神体の舞』は、イザナギとイザナミの国生みの様子を表したもので、二神が仲良くお酒を作るようすが舞われているのですが、二人とも、ちょっと浮気心があって笑えるんですね((^^))
これはぜひとも実際に見て笑って欲しいので詳しくはお伝えしませんが、高千穂神社の夜神楽、本当に見応えがあって素晴らしかったです。
最後に、ここでしか買えない御幣が販売されていたので購入しました。
御幣は神様の依代になるもので、とってもありがたいものです。
今回の旅で、唯一自分の為に買ったものだったのですが、とっても嬉しくて帰るなり早速、我が家の神棚的な場所に置かさせて貰いました。
直感で
赤を選んだのですが、赤の御幣は火の神と大地を現しているのだそう。
一方、もう一つの緑の御幣は、水の神と天上界を現しているのだそう。
二つを一対として森羅万象を象徴しているのだそうです。