6月30日『蘇民将来子孫也』☆

昔々ある村に お金持ちの『巨旦将来(こたんしょうらい)』と 貧しい『蘇民将来(そみんしょうらい)』という二人がおりました。

 

ある夜、旅の途中であった『武塔神(むとうしん)』という神様が 一夜の宿を求めて二人のもとにやってきます。

 

お金持ちの『巨旦将来』は断り、『蘇民将来』は『武塔神』に宿を貸します。

 

武塔神』は お礼に『蘇民将来』の一族を悪いことから守ってあげよう と『茅の輪』を付けておくように(蘇民将来の子孫だとわかるように)言いました。

 

その後、村では疫病が大流行し『巨旦将来』は死んでしまいますが、茅の輪を付けていた『蘇民将来』は無事に疫病から逃れることが出来ました。

 

後に『武塔神』が再び現れて、自分は『須佐之男命(すさのおのみこと)』だと告げ「腰に茅の輪を付けていると疫病にかからない」と教えてくれたのです。

 

 

先日の記事で、6月30日は『輪抜け様(夏越の祓)』だとお伝えしましたね^^

 

輪抜け、、、茅の輪くぐり、ですが、奈良時代初期に編纂された『備後国風土記』に上記⤴⤴のような内容のお話があるそうで、疫病退散 の為に腰に付けていた茅の輪が いつしか 無病息災 を祈る 茅の輪くぐりになったようです (*´▽`*)

 

イネ科の植物で 葉先が尖っている 茅(ちがや)が、悪霊を祓うと考えられていた『矛』に見えるところからもきているようです。

 

蘇民将来子孫也』

 

神社によっては、私は蘇民将来の子孫です(蘇民将来子孫也)と唱えながら茅の輪をくぐるところもあるようで、それは  蘇民将来の子孫だと守っていただけるからですね☆

 

今まで、

 

上半期の厄落としと下半期の無病息災を祈る儀式

 

だと思っていたのですが、まさか

 

疫病退散!!

 

が本来の起源だったとは驚きです☆

 

今年は、この知識も踏まえて『疫病(コロナ)退散!!』もお祈りしてこようと思います~  ( *´艸`)

 

 

今日は、

『梅雨明け』

のニュースに ビックリ (@_@;)☆