先月末に、父が手術をしてから５年が経ちました。
父は、ステージ４に近い３の肺癌でした。
癌は、ご存知の方もいらっしゃると思いますが『５年生存率』と言って、５年で区切って経過を見られるんですね。
もちろん、それまでには定期的に何度も検査に通っているのですが、去年父は、担当の先生から「あなたの癌は、もう完治していて、これからまた癌になったとしてもそれは再発ではなくて、新しい癌が出来たということになります」と伝えられたそうです。
そして検査も、今まで定期的だったけれど、特別来なくても構わない、と言われたそうです。
それを聞いて、
すごく嬉しかったです。
何より父自身が、ホッとしたでしょうし、嬉しかったと思います。
最近になって、５年前の手術の時、担当の先生が、予定していた他の患者さんの手術を後にして父の手術をしてくれたことを知りました。
それほどまでに、父の状態は悪かったんですね。
でもそんな父が、術後、何とかスムーズに快復し、仕事にも戻り、旅行に行ったり、普通の生活がすぐに出来たのは抗がん剤治療が無かったことが大きかったと思います。
元々、薬が合わない体質で、普通の病気の時でも胃薬と一緒に薬を飲んでいるような人なので、抗がん剤治療をしていたら相当まいっていたと思います。
抗がん剤治療は、先生の判断によって決められます。
父は、幸いにも「あなたには必要ない！」ときっぱり先生に言って貰えたので、それだけで随分気持ちが楽になれたと思います。
後で、地元の病院に転院するのですが、そこでは「念のために抗がん剤治療はやった方がいい」と言われたそうです。
多分、最初から抗がん剤治療はやった方がいいと言われていたら、父も治療を受けていたと思います。
でも、手術を担当してくれた先生が必要ないと言ってくれたので、転院先で治療を断ることが出来たんですね。
抗がん剤治療は、１００％癌を治す薬ではありません。
それで良くなっている人もいるのは事実ですが、良くならない人がいるのも事実、なのです。
だから、本当に人それぞれ、ケースバイケースで難しい問題だと思います。
実は父が手術をする時、
霊視とかをして下さる方の所に、父のことを聞きに行っていました。
その時に、アドバイスやお祈りをして貰ったので、今回、５年が過ぎたという事で、お礼に行ってきました（＾＾）
