無欲の大欲

人間の修行の目的は、自分以外の人に数秒でも数分でも喜び(幸せ)を与えることなんです。そうすることで人間性が高まり、人間性が高まれば自ずと幸福はやってきます。しかし、幸福とは今の自分に満足することなんですよ。今の自分に満足出来ない人は、どのような環境でも満足できませんね。


昨日もお伝えした↑↑政木和三さんの残した言葉です。


人を数秒でも、数分でも幸せにすること。。。


この思いがあったから、たくさんの発明があったのですね。


特許申請したものを、無償公開することが、出来たのですね。


『無欲の大欲』


政木さんの著書に、カビの成長実験のことが書かれてありました。


これは、コップの中に入れた輪切りのレモンのカビを観察すると言うものだったのですが、結果は、念力の大きい人ほど大きな変化が表れたのだそうです。


そんな大きな変化を得た方が、今度は個人で同じ実験をやってみると、、、


結果は、全く変化が見られなかったとのこと。


それはなぜか。。。


その方が、最初の実験で大きな変化を目の当たりにしたばっかりに、自分には力があると思い込み、次の時はその力を試してみようとしたからでした。


欲が出たんですねぇ〜(^^;


『無欲の大欲』とは、欲望を捨てた人はかえって大欲を手にすることができる、、、ということわざ。


カビの実験で、最初は、結果を気にすることなくやっていたのが、2回目はもっと大きな変化の結果を出してやろう、、、、と欲が出た。


ボウリングで、投げれば投げるほど分からなくなって真っ直ぐボールが転ばなくなる私と一緒ですね(^^;;;


何事も、今目の前のことを一生懸命やれば、結果は自ずとついてくる、、、、と言うことでしょうか(^^)


分からないことがあれば、とことん追求し自分なりの答えを見つけ出していた政木さん。


カビの実験結果からでさえも、見えない力の作用を自分なりに解釈されて本に記されていたんですね。